平成13年健康指標プロジェクト講演会要旨 |
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第20回 (3月3日、13時〜17時、京大会館101)
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第20回例会記念講演会
御挨拶 |
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菅原 努 財団法人体質研究会理事長 財団法人慢性疾患・リハビリテイション研究振興財団理事長 |
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本日は我々の健康効果指標プロジェクト第20回記念講演会にご参加頂き有難うございます。このプロジェクトは財団法人体質研究会が2年前の1999年の1月に始めたものです。そこでは年10回例会としての講演会を開催し、さらに昨年11月には「食品の機能性を考える京都健康フォーラム」という新しい形式の集会を持ち、またこれと平行して計画または公募の課題について研究支援を行うなど、みなさんのご支援を得て活発な活動を行ってきました。この活動の成果 は私達の雑誌「環境と健康」に掲載して広く公開すると共に、今回ご覧になったように、順次単行本にまとめて出版することにしています。 今後この活動をさらに拡げていくために、今回から体質研究会のほかに、新たに財団法人慢性疾患・リハビリテイション研究振興財団に参加して頂き、両財団の協力で運営していくことになりました。それによって財政基盤も一層強力になり、さらに活発に活動できるものと期待しています。 最近わが国では科学技術の振興が叫ばれ、昨年末には科学技術会議もその最終報告「社会とともに歩む科学技術を目指して」のなかで、要素還元的手法を超えた新しいパラダイムを、と提唱しています。私達のこのプロジェクトは正にその要素還元主義を超えて健康とは何か、そのための医生物学は如何にあるべきか、を模索するところにあるのです。二つの財団はそれを合わせてもその力は小さいものですが、捕らわれない民間の自由さを生かしご参会の皆様のご協力を得て小さいながらもぴりっとした働きをしたいものだと自負しています。 今日の記念講演の前半は、このプロジェクトの初めの狙いであります分子から心までを基礎に、生物進化学と臨床心理学の最近の話題を聞かせて頂くことになっています。後半はこれからの一年は少し的をしぼってということで、その導入として疾病の予防と食品との関係、および健康と言う面 からの生活の質をどう見るかということで、それぞれの分野でのホットな話題についてお話をお願いしております。これらの話題はこれから1年2年かけていろいろと発展させていきたいと考えていますので、今後の例会にも是非ご参加頂きこの活動をご支援いただきますよう、お願いしてご挨拶とさせて頂きます。 なお、われわれの2つの財団を以下のように併記するのは煩わしいので、今後は両財団の英文名の共通 語であるHealthを使ってTwin Health Group(健康財団グループ)として活動することにしたいと思います。その点どうぞよろしくお願いします。
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