2005.3.1
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菅 原 努
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22. 耳学問の大切さ | ||||
私達は昨年の秋から、毎月一回「いのちの科学」という文科、理科の壁を取り払った講演と討論の会を始ました。いつもその後に夕食懇談の機会を持っています。しかし、私は初めから諦めてその会合には欠席しています。そこでは多分面白い話がはずんでいるだろう想像はしているのですが、だれもこんな話が弾んだと言ったことを教えてくれません。この会に今度から加わった、長崎大学から京都大学に転勤してきた渡邉正己教授に、初めての印象と共に、夕食会の模様を訊ねてみました。以下が彼のメイルのその部分です。
私もこんな話に加わって大いに議論したいところです。それが出来ないのは残念ですが、せめて若い人たちのためにそのような場をつくることが出来れば良いではないかと自分に言い聞かせているところです。皆さんは耳学問を軽視しないで大いに学んでください。ことに私たちが主張している文理融合を目指すには、お互いの学問をぶつけ合う場が必要で、それには耳を通すことが大切になると思います。この大切さは、耳が閉ざされて初めて分かることなのです。私のつぶやき、実はぐちが、せめて何かの役に立てば幸いと思ってこのページを書き続けています。
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