新刊
「シリーズ 21世紀の健康と医生物学」

生命の要素として「ヒト」の遺伝子が解明されている一方、さらにこの要素還元主義を超えた新しい科学が望まれている。このシリーズでは最先端の研究をふまえ、総合的な視野をもった新しい科学の展開をわかりやすく模索する。健康と医学・生物学に関心のあるすべての人に。

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シリーズ 21世紀の健康と医生物学〈全5巻〉
菅原 努監修
(財)体質研究会理事長、京都大学名誉教授、国立京都病院名誉院長
四六版 上製 144頁 
各 1,900〜2,200円(予価)価格はすべて税抜です

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図書出版:昭和堂 〒606-8311 京都市左京区吉田神楽岡町8-158
TEL(075)761-2900 FAX(075)761-2960
Eメール:s-eigyo@kyoto-gakujutsu.co.jp

 

(第1巻) からだを創る(菅原努・山岸秀夫編)
2001年2月28日発行 ISBN4-8122-0032-6 
定価(本体1,900円+税)

1章 卵成熟の生物学(増井禎男:トロント大学)
2章 クローン牛から学ぶもの(角田幸雄:近畿大学)
3章 骨髄細胞の底力 (中内啓光:筑波大学)
4章 肝再生因子HGFによる再生医療(中村敏一:大阪大学)
5章 再生医療とバイオ人工臓器(井上一知:京都大学)

 

(第2巻) 環境を活かす(菅原努・山岸秀夫編)
2001年2月25日発行 ISBN4-8122-0033-4 
定価(本体1,900円+税)

1章 レトロウィルス感染防御免疫と体内環境(宮澤正顕:近畿大学)
2章 意外な起源の生理活性ペプチド(吉川正明:京都大学)
3章 酸化ストレス指標としてのバイオマーカー(豊国伸哉:京都大学)
4章 免疫機能の増進と生薬効果(野本亀久雄:九州大学)
5章 個体維持・種族保存のための中枢多重共調節系と環境因子(粟生修司: 九州大学)

 

■ (第3巻)からだを守る(山岸秀夫・宮澤正顕編)
2001年10月15日発行
定価(本体1,900円+税)

「ヒト」の遺伝子が解明されようとしている一方、要素還元主義を超えた新しい科学も望まれている。このシリーズでは最先端の研究をふまえ、総合的な視野をもった新しい科学の展開をわかりやすく解説する。

1章 腸管上皮内リンパ球と腸管免疫(石川博通:慶応大学)
2章 胸腺外で分化するT細胞の免疫機能(吉開泰信:名古屋大学)
3章 健康指標としてのインターフェロン系(宗川吉汪:京都工芸繊維大学)
4章 がん免疫を調節する因子(栗林景容:三重大学)
5章 サイトカインの多面的生理活性の分子基盤(平野俊夫:大阪大学)
6章 リュウマチのモデルシステム(岩倉洋一郎:東京大学)

 

■(第4巻)からだをなおす(上田公介・中井吉英編)
2003年1月30日発行
定価(本体2,000円+税)

1章 BCG-CWSによるがん免疫療法――三〇年の記録(林 昭:大阪府立成人病センターがん免疫療法部<現 林免疫療法クリニック>)
2章 温熱治療による宿主免疫能の活性化(バレンチナ・オスタペンコ:医療法人 尚生会 西出病院、宮澤正顯:近畿大学医学部 免疫学教室)
3章 骨粗鬆症臨床の現状――診断から治療まで(福永仁夫:川崎医科大学放射線医学(核医学))
4章 手指を再生する――ティシュ・エンジニアリングの実際(磯貝典孝:近畿大学医学部形成外科学教室)
5章 脳卒中治療の最前線(菊池晴彦:国立循環器病センター名誉総長、神戸市立中央市民病院)
6章 糖尿病予防とフードファクター――臨床医学の立場から(吉川敏一:京都府立医科大学第一内科学教室)
7章 脳機能から見た肥満症治療のストラテジー(坂田利家:中村学園大学大学院栄養科学研究科)
8章 21世紀は統合医療になる(渥美和彦:日本代替・相補・伝統医療連合会議[JACT]理事長・日本統合医療学会代表・東京大学名誉教授)

 

■(第5巻)からだとこころ(上田公介・中井吉英編)
2002年3月30日発行
定価(本体2,000円+税)

1章 複雑系医学と心身医学からみた生体のダイナミズム(福永幹彦:関西医科大学)
2章 ストレスに対する神経伝達物質放出の特性(田中正敏:久留米大学)
3章 脳腸相関−脳だけでも腸だけでもない世界(福土 審:東北大学)
4章 温熱と生体のダイナミズム(上田公介:名古屋市立東市民病院)
5章 医療とユーモア(柏木哲夫:大阪大学)
6章 生活習慣と免疫について(久保千春:九州大学)
7章 健康な加齢のための社会医学(辻 一郎:東北大学)