第1章 治療の方法 「どのような治療法なのか」
1.01治療の歴史、日本と世界における現状一学会活動を中心に−
日本大学総合科学研究所 田中 良明
1・02集学的治療の中での位置づけ、今後の課題
東京女子医科大学医学部放射線医学教室 三橋 紀夫
1・03放射線との併用
日本大学総合科学研究所 田中 良明
1・04抗がん剤との併用
産業医科大学病院放射線科 今田 肇
1・05外科手術との併用
群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学(第一外科)
浅尾 高行
1・06免疫療法との併用
大阪ガン免疫化学療法センター 武田 力
1・07温熱効果の増強手法
東京都立駒込病院 唐澤 克之
1・08温熱治療パラメータ
九州大学大学院医学研究院保健学部門 寺嶋 虞美
1・09有害事象とその対策
名古屋前立腺センター温熱・免疫療法研究所 上田 公介
1・10温熱治療時のケアー看護の立場から−
産業医科大学病院看護部 松岡 さなえ 他1名
1・11温熱治療時のケアー臨床工学技士の立場から−
共愛会戸畑診療所臨床工学科 大田 真 他1名
第2章 有効な症例 「どんながんに有効なのか」
2・01脳神経系腫瘍
新潟県立がんセンター新潟病院 高橋 英明
2・02頭頸部腫瘍
鹿児島大学医学部放射線科 平木 嘉幸 他2名
2.03口腔主要一口腔がんの温熱療法−
横浜市立大学大学院医学研究科顎顔面口腔機能制御学
藤内 祝
2.04呼吸器腫瘍
産業医科大学病院放射線科 今田 肇
2.05骨軟部腫瘍
名古屋市立大学大学院医学研究科
社会医学復帰講座整形外科学 大塚 隆信
2.06食道の腫瘍
九州大学大学院消化器・総合外科 森田 勝 他2名
2.07腹膜播種形成の分子機構と治療法
NPO腹膜播種治療支援機構 米村 豊 他7名
2.08胃・大腸の腹膜転移一腹膜転移に対する化学温熱腹膜濯灌流療法
福井大学医学部附属病院がん診療推進センター
片山 寛次 他3名
2.09播種性転移の治療
(1)悪性胸膜病変に対する胸腔内温熱化学療法
−1ntrathoracic Perfusion Hyperthermo・Chemotherapy(lPHC)−
福井大学医学部呼吸器外科 佐々木 正人
播種性転移の治療
(2)化学温熱腹膜灌流療法を用いた卵巣がん治療法の試み
福井大学医学部産婦人科 吉田 好雄 他5名
2.10肝臓の腫瘍
京都府立医科大学大学院免疫内科 吉川 敏一 他1名
2.11膵臓の腫瘍一局所進行膵がんに対する放射線温熱化学療法
福井大学医学部附属病院がん診療推進センター
片山 寛次 他2名
2.12大腸・直腸の腫瘍
群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学(第一外科)
堤 荘一 他1名
2.13泌尿器科腫瘍
名古屋前立腺センター温熱・免疫療法研究所 上田 公介
2.14乳腺腫瘍
京都大学原子炉実験所附属粒子腺腫瘍学研究センター
増永 慎一郎 他3名
2.15婦人科腫瘍一子宮頸がん−
関西医科大学附属滝井病院放射線科 播磨 洋子
2.16肝臓がん(マイクロ波凝固療法)
独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター 田伏 克惇
2.17肝臓がん(ラジオ波焼灼療法)
一原発性肝がんに対するラジオ波焼灼療法−
近畿大学医学部消化器内科 鄭 浩柄 他2名
2.18肺がん(RFA)
岡山大学大学院医菌薬学総合研究科放射線医学 金澤 右
2.19前立腺がん(HIFU)
東海大学医学部付属八王子病院泌尿器科 内田 豊昭
2.20乳がん(HIFU)
ブレストピアなんば病院 古澤 秀実 他1名
第3章 原理の追究 「温熱療法はなぜ有効か」
3.01生物学、基礎医学総論一熱と生物−
奈良県立医科大学生物学教室 大西 武雄
3.02ハイパーサーミア(温熱)の生物作用一初期過程と
酸化ストレスの誘導
富山大学大学院医学薬学研究部放射線基礎医学講座
近藤 隆 他1名
3.03温熱による分子損傷
奈良県立医科大学生物学教室 高橋 昭久
3.04温熱による細胞死とその解析
福井大学高エネルギー医学研究センター腫瘍制御部門
松本 英樹
3.05温熱による情報伝達の変化
奈良県立医科大学生物学教室 大西 健
3.06放射線との併用一温熱療法はなぜ放射線の効果を増強するのか
群馬大学大学院医学系研究科腫瘍放射線学 櫻井 英幸
3.07抗がん剤との併用
京都府立医科大学免疫内科 古倉 聡 他1名
3.08免疫との併用
九州大学大学院工学研究院化学工学部門 井藤 彰
3.09温熱耐性
中部大学応用生物学部 大塚 健三
3.10熱ショックタンパク質の生物学
中部大学応用生物学部 大塚 健三
3.11熱ショックタンパク質の生理学
愛知医科大学医学部附属核医学センター 伊藤 要子
3.12腫瘍生物学
東京女子医科大学放射線医学教室 秋元 哲夫
3.13温熱感受性の修飾一腫瘍の温熱感受性を高める方法−
京都大学原子炉実験所附属粒子腺腫癌学研究センター
増永 慎一郎 他1名
3.14生体と免疫応答
中部大学応用生物学部 小林 猛
3.15温熱生理学
鈴鹿医療科学大学大学院 長谷川 武夫
第4章 技術の追究 「進化する加温技術」
4.01技術発展の歴史と今後の課題
防衛医科大学校 菊地 眞
4.02電磁波による加温−RF領域加温−
岡山大学大学院保健学研究科放射線技術科学分野 加藤 博和
4.03電磁波による加温−マイクロ波加温−
千葉大学大学院工学研究科 伊藤 公一 他1名
4.04電磁波による加温一腫瘍選択的加温−
金沢大学 長野 勇 他1名
4.05超音波による加温
九州保健福祉大学薬学部放射薬品学研究室 小野 誠治 他2名
4.06加温装置の将来
岡山大学大学院保健学研究科放射線技術科学分野 黒田 昌宏
4.07遠赤外線による加温一全身加温−
ルーククリニック(ルカ病院附属) 竹内 晃
4.08 HIF∪による加熱凝固
東北大学工学研究科電気・通信工学専攻 梅村 晋一郎
4.09侵襲的測温技術
国士舘大学理工学部健康医工学系 二川 佳央
4.10非侵襲的測温技術(MRl、超音波、電磁波)
東海大学情報理工学部情報科学科 黒田 輝
4.11加温シミュレーション技術
宇都宮大学工学部情報工学科 上村 佳嗣
付録1 ハイパーサーミア(温熱療法)とは?
ハイパーサーミア(温熱療法)の基礎知識
ハイパーサーミア(温熱療法)Q&A
付録2 ハイパーサーミア治療実施施設一覧
あとがき
富山大学大学院医学薬学研究部放射線基礎医学講座 近藤 隆
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ハイパーサーミア −がん温熱治療ガイドブック−
日本ハイパーサーミア学会 編
2008年5月20日 第1刷発行
編集者 日本ハイパーサーミア学会
発行者 村上 清司
発行所 毎日健康サロン
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発行元 株式会社神陵文庫
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