2002年4月のトピックス 号外 エストニア見聞記追補 菅原 努 |
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この見聞記のもとの大半を占めるのは、ガイドをしてくれた宮野恵理さんの説明の私のあやしげな記憶ですが、これを読んだ宮野さんから追加とご意見を頂きました。それをもとに追加訂正をさせて頂きます。 エストニアの面積は九州よりは少しは大きく、また在エストニア日本人が20人というのは正確ではなく、20人前後ということです。 エストニア人とロシア人との比較について、私は別に批判的なつもりではなかったのですが、宮野さんからはロシア人についての表現が余り適切ではないので、「社交的」あるいは「交際好き」と言った方がよいでしょう、と指摘を受けました。融和を願っておられるお気持を伝えておきます。 オイルシェールを使った発電を行っているのは、ナルヴァ郊外ですが、製油はナルヴァではなく、近隣のコフトラ・ヤルヴェと言う町だそうです。訂正いたします。 物価の比較ですが、物価の安いのはロシアではなくロシア辺境地方ではと言うべきだそうです。例えばペテルスブルグやモスクワは大変物価の高い都市で、ただナルヴァから国境を越えたイヴァンゴロドの町では物価がエストニアより安いということだそうです。また「月給が平均3万円」というのも、より正確には「手取りが3万円ちょっと」と言うべきだそうです。 学生が日本語を勉強する理由について、宮野さんは多くは「知的好奇心」だと思う、と言っておられます。そして1ケ月、2ケ月経つと学生の数が減るのは、やはり平仮名、カタカナに加えて全く馴染みのない文法体系をもつ言語に対する不慣れ感だと思うということです。 5月からは宮野さんご本人からエストニア便りを頂き、連載させて頂きますから、ご愛読ください。
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