2000年10月のトピックス |
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菅 原 努
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この百万遍ネットに10月から新しい仲間として「(財)慢性疾患・リハビリテイション研究振興財団」が加わることになりました。仲間をふやして更に活動の範囲を拡げたいと思っていますので、さらなるご愛顧をお願いします。この財団の沿革、内容などについては、その項目をご覧下さい。ここではご挨拶をかねて当面の活動を説明させて頂きます。 その沿革にもありますようの、この財団は昨年まで桜が丘ホスピテルという病院を運営していました。昨年それを閉鎖し、7月1日付けで新しい役員が任命され私、菅原 努が理事長として運営にあたることになりました。昨年度は引継業務に追われ十分な活動は出来ませんでしたが、今年からは早速平成12年度事業の大要にあるような研究活動を普及啓発活動を行っています。 慢性疾患については成因の解明、予防を主とすることにし、またリハビリテイションについては患者の生活の質としてのQOL(Health-related QOL)の向上を目標にしています。お示しした事業内容はそれに対応していることをお読み頂けることと思います。その具体的な内容は順次ご紹介していきますが、取りあえず今までのこのホームページの内容と関係のあるものを説明します。 「太陽紫外線の影響の実態調査とそれを左右する要因の解析」は既にご紹介している「太陽紫外線防護研究委員会」の活動の延長上にあるもので、これだけは昨年の引継以後早速に開始しています。我が国における皮膚がんを中心とする太陽紫外線の影響の実体とそれを左右する要因(修飾因子)を多くの大学の研究者の協力を得て疫学的を明らかにすることを目指しています。10年ほど前からオゾンホールが出来て紫外線が増える心配されていながら、我が国には実は皮膚がんの罹患についての正確なデータがなかったのです。今からでもそれを明らかにして皆さんの皮膚を太陽紫外線から護る為の参考に資したいと思っています。これは既に数年前から始められていた研究を強力に展開していこうというものです。 「食品成分の有効性評価法の研究(京都健康フォーラムとして、食品と慢性疾患との関連を引き続き経緯等する)」は今まで健康評価指標研究の一部として計画していた「京都健康フォーラム」を(財)体質研究会と共催すると共に、今後その活動の展開につなげようとするものです。専門家の間での率直な討論を通じて疾病予防、健康増進に役立つ食品やその成分を科学的に解明していくことを目指しています。計画の詳細はその項を見て下さい。
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