2007.2.3
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主任研究員 武田篤彦
交通事故統計年報(総務省警察庁、(財)交通事故統計センター、1966年〜2004年、人口10万当たりの年齢層別死傷者数の推移 = 年齢、死者数、(掲載は不定期)) 2. データの検討 1966年〜2004年の各歴年における全歩行者の年齢層別死亡者数の実数および当該人口から求められた、1歳(一部は1歳未満)〜70歳超の各年齢における、原則5歳年齢階級について9年齢を選んで、それぞれの年齢における人口と歩行中の死者を求め、人口10万人あたりの巣者数を計算し、グラフ化しました(図1)。 図1によれば、暦年の早い時期の65歳〜69歳の死者がたいへん多く、1900年代にはいると死亡割合は縮小します。 図2はこのデータの各暦年におけるそれぞれの年齢層について、0歳〜4歳の値(1966年)を1とした場合の各暦年における比を示したものです。これからは暦年経過とともに死亡比率はかなり変化し、特に若年層で増加の傾向のうかがえることがわかります。 次回は負傷者の経年推移をお示しします。
図1 歩行者の人口10万あたり事故死
図2 年齢層0−4を1としたときの死亡者人口10万あたりの歩行者事故
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