2001.4.25 revised
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高自然放射線地域 陽江(中国)

 

中国の環境線量と個人被ばく線量について、1991年から日中共同研究を実施中です。

1979-95の調査の紹介

(写真をクリックすると大きな画像が表示されます)

陽江市 陽東県 
のどかな農村

粘土地層でのレンガ造り
このレンガの放射能が高いので、これで作った家の中ではラドン濃度もガンマ線量も対照地区の3〜4倍ある。

これは中国の農村地域で、人がどの位、放射線を被ばくしたかどうかを熱蛍光線量計(3月間)で測定した結果を、年間の被ばく線量に直して横軸に、縦軸にはその線量レベルの家数を示しています。麻地村は中レベルの環境放射線量率の村の代表として色々と詳しく調査してきました。被ばく線量率の度数分布を棒グラフに、麻地村の環境線量率分布を実線で示しました。住民の個人被ばく線量率は環境線量率に良く似た傾向を示し、個人の受ける線量は環境線量に影響を受けていることが分かります。

これは、電子ポケット線量計(PDM)で1日間測定した被ばく線量と家の中の環境線量率との関係を示しています。屋内環境線量率が高くなれば、被ばく線量率も増え、被ばく線量率は屋内線量率によく相関しています。しかし、家の中にいるか、屋外で仕事をしているかの差が原因で、被ばく線量はばらつきます。環境の線量率と屋内、屋外での生活時間をしっかりと調査すれば、どの位住民が放射線を受けるか推定出来ます。

 

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