第62回「いのちの科学」例会 (終了)
(原則として非公開:連絡を頂ければオブザーバで参加できます)
日 時:2017年4月29日(土)13:00〜
場 所:(公財)体質研究会 会議室
出席予定者(10):小西j、ルスターホルツ、大谷、奈倉、今西、本庄、竹下、小野、山岸、内海
13:00〜15:00 委員会
15:00〜17過ぎ 話題提供話題提供:「超高齢者社会における老成学の必要性―ケアイベントの実施の試み―」
講師 入澤仁美
<講演要旨>
医療技術の進歩は目覚ましく、遺伝子治療等の先端医療が普及する一方で、核家族化や個人主義が進み、従来の家族やコミュニティの共助は弱体化している。そのため、高齢化社会における福祉施設は、疾病の治癒としてのキュアを施す場であると同時にケアの場となることが重要である。本発表では、「老成学」の構想を示すと共に、大阪市城東区のデイサービスで2016年12月から行われているボランティア活動の「ベリーダンスケアイベント」の実際について紹介をする。
<プロフィール>入澤仁美 いりざわひとみ
1985年1月8日生まれ。名古屋大学法科大学院を2010年に修了(法務博士取得)。法律と医療を結ぶ懸け橋になることを目標に、2014年から医療倫理の研究を開始する。2016年から岐阜県安八郡で高齢者医療のフィールド研究を行う一方、大阪府大阪市城東区の高齢者施設でボランティア活動を行う。現在は兵庫医科大学の非常勤講師を務めながら、順天堂大学医学部博士課程(病院管理学)に所属する。