第44回「いのちの科学」例会 (終了)
(原則として非公開:連絡を頂ければオブザーバで参加できます)
日 時:2012年9月15日(土)14:00〜
場 所:パストゥールビル5階 会議室((公財)体質研究会)
14:00〜15:00 委員会
15:00〜17過ぎ 話題提供話題提供者: 竹本 修三(京都大学名誉教授)
「日本測地系の変遷と地殻変動」要旨:現在、われわれが使っている「5万分の1」や「20万分の1」などの地形図は、明治時代以降に整備されたものであるが、その原点は、幕府天文方の高橋至時に師事した伊能忠敬(1745-1818)等による『伊能図』である。これに先立ち幕府天文方の安井算哲(後の渋川春海)(1639-1715)が日本各地の緯度を正確に測定し、大和暦(貞享暦)作った。これにより、朝廷の天文博士の権威を打ちこわし、わが国の暦の作成の実質的な権限を朝廷から江戸幕府に奪った。ちょうど今日(2012年9月15日)に『天地明察』という渋川春海の旧弊打破の物語の映画が封切られる。
「環境と健康」26巻2号に掲載予定
出席者9:ルスターホルツ、小川、清水、今西、小西、奈倉、栗原、山岸、内海
客員3:佐野、小林、鈴木(公財)