第38回「いのちの科学」例会  (終了)

    日 時:2011年6月18日(土)14:00〜

    場 所:パストゥールビル5階 会議室((公財)体質研究会)

     14:00〜15:00  委員会
     15:00〜17過ぎ  話題提供

    話題提供者: 梅田康博先生(京都大学名誉教授)


      
東北日本太平洋沖地震

要旨:3月11日の地震はマグニチュード9.0と,我が国の歴史上最大の地震になった.津波による被害は甚大で,しばしば「想定外」と表現される.しかし逆に「想定内」とは何を根拠にしていたのだろう.元々は政府が決めた「想定地震」があり,それに基づいて被害想定や津波想定がなされていた.想定地震をはるかに超える巨大地震が起こったため,それによって引き起こされた結果はすべて想定外となった,というのが実情である.では元々の想定地震とはどのようにして決められたのか,3月11日にはそれをどのように超えて巨大化したのか,その検証から始めたい.続いて,いま懸念されている最大余震や誘発地震についての現在の状況を説明する.ひるがえって西日本で最も発生確率の高い南海地震についても今回の地震と同様,マグニチュード9クラスの巨大地震になるか否かの検証も行いたい.

「環境と健康」24巻4号に掲載予定

出席:鈴木、奈倉、清水、栗原、篠山、今西、山岸、内海

客員:荒木、竹下、井原、本庄、佐野

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