2000.1.7 revised

     
 
ハイパーサーミアの本
   
  一般向け
 

 

菅原 努 編著 「サーモトロン」温熱療法
健康新聞社 1998年11月20日初版 ¥1,500+税

表紙カバーには
「がん 負けてたまるか この病院 この治療」
進行・転移・末期がんも治る
「サーモトロン」温熱療法

と派手に書かれているが、内容は真面目な解説書で、原理を分かりやすく説明し、あとは症例とそれに対する担当医師の声、時には患者さんの言葉が述べられている。

 

  医師向け
 

 

[全訂] ハイパーサーミア マニュアル
−効果的な癌温熱療法を実施するために−
発行:医療科学社
監修:日本ハイパーサーミア学会
編者:平岡真寛 田中良昭
●B5判(並製・カバー)316ページ
●定価:本体(税別)5,800円
[主要目次]
I
生物学的基礎
II
物理工学的基礎
III
温熱療法のQA
VI
臨床における温度計測法
V
実施上の注意事項と治療内容の記録保存
VI
効果判定基準
VII
副作用と対策
VIII
温熱療法の看護
IX
電磁場の生体への影響
X
電磁波防護のための注意点と治療室の整備
XI
温熱療法の実際
ハイパーサーミアガイドライン1998
ハイパーサーミア従事者の電磁界防護ガイドブック(第2版)
 

 

松田忠義、菅原 努、阿部光幸、田中敬正 編集
難治癌への挑戦 ハイパーサーミアの臨床
医療科学社 1999年11月15日発行 ¥13,000+税

出版の目的 ―ハイパーサーミアの正しい理解と普及のために−

 温熱療法(ハイパーサーミア)が悪性腫瘍の集学治療のひとつとして期待できる理由は、その生物学的根拠が確立しているからである。わが国の長年にわたる臨床成績が認められて、1996年4月電磁波による局所温熱療法が全面的に健康保険に採用になった。温熱療法単独、温熱療法と放射線ならびに抗癌剤との併用の有効性が認められた意義は大きい。

 この機会に、すでにハイパーサーミアの治療を経験している医師・放射線技師・看護婦(士)の方々の治療効果を一層高めるためのよい参考書として、また腫瘍医学に関係する医師の方々に、ハイパーサーミアの適応と有効性を理解していただく啓発の書として編纂した。      


お問い合わせ先: thermot@taishitsu.or.jp